そば打ちとの出会い②より続く)

手打ちそば屋開業を考えたとき、そば打ちのレベルアップはもちろんとして、身につけるべきことが山のように浮かんできます。

飲食店でのアルバイト経験すらない私には、原材料の仕入れや管理、仕込みや調理、必要な厨房機器やその選定ポイント、そもそも1日の仕事の流れはどのようなものかなど、わからないことだらけです。そばについてはそば殻を剥いた「丸抜き」の状態で仕入れ、自店で製粉することは決めていましたので、製粉や石臼についても学ぶ必要があります。関連する書籍なども片っ端から読みましたが、文字で読むのと実際に見て経験するのとでは雲泥の差があるでしょう。

かといってこの年齢からどこかで長期にわたって修行していたのではいつになったら開業できるかわかりません。そこで、

  1. そば打ち教室の開業希望者向けのコースを受講する。
  2. いずれかの手打ちそば店にお願いし、1ヶ月ほど修行(経験)させていただく。

ことをまず決めました。もちろん、どちらも1ヶ月ほどの期間ですので、それで必要なことがすべて身につくわけではありません。しかしつながりができれば、それから後、教えを請うともできると考えました。そして、2015年2月、東京、葛飾区にある江戸東京そばの会のプロコースを受講しました。

(続く)

徳島空港

2015年2月1日、ANA282便で東京に向かいました。