遊山では、甘汁(あたたかいおそば用)に昆布を使います。今日はサンプルで送ってもらっただし昆布3種類を比較してみました。真昆布1種類、利尻昆布2種類(AとB)。

まず、水800ccに昆布10gを入れて5~6時間置きます。この時点ではあきらかに利尻昆布Bの旨みが勝っていました。やはり価格だけのことはありそうです。

次に、それぞれを同じ火力で95度まで加熱し、そのままのものと、塩をひとつまみ加えたものを比較してみました。

昆布

利尻昆布Bの旨みがどれだけ出ているか期待しましたが、私の採点では真昆布>利尻昆布B>利尻昆布Aの順でした。真昆布と利尻昆布Bは僅差ながら、真昆布の方がすっきりした中に甘みを感じました。もっとも、たった10gでの比較ですから個体差もあるでしょうし、ずっと真昆布を使っているのでその味に慣れていることもあるとは思いますが。

今年の台風の影響で真昆布の収穫量が減っているという話も聞きましたが、手に入る限りは真昆布を使っていこうかと思います。

 

続いて、にしんそばに使うにしんについて、A社とB社のサンプルを試します。にしんそばにした場合と、そのまま食べた場合を比べてみました。どちらもたいへんおいしいのですが、甘みがやや強いA社のニシンがよりおいしく感じました。大阪生まれの私が慣れ親しんだ味に近い印象です。少し価格は上がりますが、A社のにしんでいこうと思います。

こうして自分の舌で比べてみることで、自信を持っておそばを提供することができます。今日のにしんそば、たいへんおいしかったです (^^)