今日で6月が終了。早いもので、今年も半分が過ぎました。

1月~2月に複数の雑誌や新聞に取り上げていただいたことによる開店景気も、4月には落ち着いてきました。ただ、当時のラッシュの影響で、「あの店は平日でも並ばないとお店に入れず、遅く行くと売り切れている」というイメージが思いの外広がっていたようで、ゆっくりとおそばを食べたいというお客さまの中には、足が遠のいてしまった方も少なからずいらっしゃったようです。

ある先輩そば屋さんから、「最初は珍しさでお客さんがたくさん来てくれるけど、数ヶ月経った頃からジワジワとお客さんが減り出すよ。それがどこで止まるかやなぁ」と聞いていたので、どんなものかと思っていましたが、なんとなく5月に底を打ったような感じで、6月の2週目あたりから、とてもいい感じで来店いただいています。

新聞・雑誌のおかげでたくさんの方に<遊山>を知っていただくことができたのはありがたかったものの、一時的な混雑によるご迷惑を考えると、今後はよく考えないといけませんね。

というわけで、このところ、オープン当時に何度かお見えになっていたお客さまが久しぶりに来店されることがちょくちょくありました。また、女性のお客さまの比率が多いのは<遊山>の特徴かと思いますが、近くに職場が少ないのに同じ職場らしき男性のグループ客が増えて来るなど、お客さまの層もますます広がってきたような感じです。

やはり商売は地道にコツコツ。これからも、地道においしいおそばを心を込めて提供していきたいと思います。

 

さて、ようやく梅雨らしい気候になってきて、蒸し暑さが増してきました。厨房の小さなエアコンでは歯が立たなくなってきたようで、私の定位置のそば釜周辺はほんとうに暑くなってきました。こまめに水分補給をしないと間違いなく熱中症ですね。かといって、あまり水分をとるとトイレが近くなるし、加減がむずかしいです。梅雨が明けると暑さも本格的になります。いったい、どうなるのでしょうか (^^;)

 

毎月月末の夕食は自分たちへのご褒美として、”外食”としていますが、今日は初めての西新浜、魚厳さんへ。魚料理のお店としてはとてもリーズナブルで、内容的にも満足でした。次に行くのが楽しみになるぐらいメニューも豊富で、従業員のみなさんもキビキビとして気持ちのいいお店です。蛇足ながら、価格表示が税込みなのも、この手のお店としてはとても良心的です。

定食中心のメニュー構成や客席のしつらえなど、この規模の魚料理店のイメージからすれば、逆に強い個性を感じました。勇気を持ってオーナーさんが決断されたコンセプトが、お客さんに支持されているのでは?などと感じながら帰ってきました (^^)