先週、埼玉方面に行ってきました。一番の目的は、脱サラそば屋の大先輩である深谷市のそば遊歩さんへの訪問です。

そば遊歩さん

遊歩さんは以前、開業のプロセスをブログで公開されていて、開業準備中は何度もそれを読み返していました。9年前、東京のそば打ち教室に1ヶ月お世話になっていた時に遊歩さんにおそばを食べに行き、「やるぞ!」と気合いを入れて帰った事があります。脱サラそば屋の私にとっては遊歩さんが東の聖地、奈良のはやしさんが西の聖地といったところです(^^)

十割のセイロ

今回は遊歩さんご夫妻とゆっくりお話をさせていただき、9年前にこの店でおそばを食べていた自分を思い出して感慨深いものがありました。開業から19年にもなり70歳を超えられた遊歩さんですが、まだまだ末永くがんばられるご様子。めざすおそばを追求し続けるお姿からパワーをたくさん頂いて帰ってきました(^^)

深谷市と言えば1万円札になった渋沢栄一の出身地。渋沢栄一記念館や生家、渋沢の学問の師でもあった尾高淳忠の生家にも立ち寄りました。

渋沢栄一生家

手前の行田市には「のぼうの城」の舞台である忍城や石田三成の水攻め跡の石田堤史跡公園があり、立ち寄ってきました。秀吉による小田原攻めの際、石田方は2万の軍勢で押し寄せ、14kmもの堤で水攻めをしたとのことですが、よくもまあ関西から小田原を経て大軍勢がここまで歩いて攻め寄せたものだと思いました。

忍城御三階櫓
石田堤史跡公園

旅のもうひとつの目的は川越まつり。9年前に遊歩さんにおじゃました帰りに川越に立ち寄り、重厚な蔵造りの町並みが大好きになり、次は絶対川越まつりに行きたいと思っていました。

川越の蔵造りの町並み

土日開催の日曜日に行ったんですが、19台の見事な山車が蔵造りの町並みをすすみ、その上でお囃子に乗ってさまざまな舞が披露される姿は圧巻。山車同士が近づくと「曳っかわせ」といって舞の競演が始まります。

お昼にたくさんの山車が集まる市役所前
天狐の舞い
ひょっとこの舞い
夜の曳っかわせは迫力満点。

とにかくすごい人出で、「圧死するんでは?」と思った瞬間も。1日だけをとっても徳島市の人口を遙かに超える人が川越にいたと思います。江戸の天下祭を受け継ぎながらも、山車が回転するなど現在まで進化し続けてきた川越まつり、「阿波踊り同様、川越まつりも毎年来たいな」と思いながら帰ってきました(^^)

川越城本丸御殿

川越では川越城跡や喜多院、氷川神社なども廻ってきました。

帰りは東京のとあるおそば屋さんに行きたかったんですが、着いてみるとなんと臨時休業。第2候補の巣鴨の手打そば菊谷さんに向かい、唎き蕎麦(産地違いの2種類のおそば)を頂きました。菊谷さんも9年前のそば教室時代に食べに行ったお店です。

手打そば菊谷さん

その後は、巣鴨のとげぬき地蔵、谷中銀座、将門塚などを廻って帰ってきました。

川越まつりの日に2万2千歩歩いたのを筆頭に、3日間で5万歩とよく歩きました(^^)