柴田書店の「そばうどん2016」が発売されていたので買ってきました。年1回の発行で45号目だとか。いいお値段はしますが、それなりに情報量も豊富で読むのが楽しみです。

バックナンバーも15冊ほど持っていますが、年代によってテーマのあて方に違いを感じます。出汁や返しについて科学的データをとって検証していた時期があったり、独立開業の記事が目立つ時期、粗挽きそばなどが取り上げられる時期、地方のそばやだったんそばなどの紹介に多くのページを割いている時期など。

また、充実度(読み応え)も年代によって違ってきたりします。もっとも、読者はそばやうどんを生業とする人、趣味で楽しむ人、食べる人など多彩なので、あくまで開業予定者の私から見た読み応え、ということなのでしょうが。ただ、「紙面から作り手の熱意のようなものが伝わってくるなぁ」と感じる時期は確かにあり、編集者はどんな人だったのだろうか?と余計な関心を持ちながら読み返すのも面白いものです。