1回目は売り切れ仕舞い、2回目は臨時休業、3回目の訪問でようやく荒凡夫さんのおそばを食べることができました。
今日から3日間、大阪の実家に帰ってきています。その途中で大阪市内の荒凡夫さんに立ち寄りました。高速を降りてからいつもの駐車場へも、そこから歩いて荒凡夫さんへも、3回目ともなると迷わず行くことができました。
妻と二人でそば三昧と鴨汁そばを頼みます。そば三昧は二八、十割、粗挽き十割の3種のそばを味わえます。十割もとてもしなやかで、かつしっかりとコシがあり、非常にエッジの効いたそばです。甘み、香りも味わえます。少し太打ちの粗挽き十割は非常に存在感のあるそばで、これもしっかりとした食感。塩を付けて食べるとまさしく穀物の味わい、しっかりした香り、甘みがあります。
荒凡夫さんに3度も伺ったのはそばに対する評判を聞いてのことですが、加えて、お一人でしかも目の前のカウンターで調理されているということもありました。ゆで、洗い、盛り付けをはじめ、厨房作業を目の前で見せていただけますから。
とても落ち着きながらもスムーズな仕事の流れ全体が勉強になりましたし、洗いから水切り、盛り付けの一連の流れは、私が教わったものとはかなり違っていながら、出されたそばの状態は見事でした。おそらく最初の水回しの段階からの違いなのでしょう。
ご主人と少しお話させていただくこともできました。そば職人としての経験に裏打ちされたアドバイスも二三いただきました。
大阪の実家では母親も元気で、娘夫婦とお婿さんのお母さん、それに孫のくるみちゃんも来てくれ、妻の作った夕食を囲みました。