江戸東京そばの会プロコースは約1ヶ月、実質20日間のカリキュラムで、そば打ちを中心に調理の実習や各種講義もありました。

受講生は私を含めて3名。他の2名はいずれも茨城県の方でした。おひとりは寿司屋からの転身、もうお一人も自営業からの転身をめざしておられ、年齢的には近いものの、私が一番年上でした。卒業後もいろいろと情報交換させていただいており、お一人はすでに開業されています(先日おじゃました久呂無木さん)

受講時間は10:30から17:30ですが、教室のカギが開いている限りは自由にそばを打たせてもらえ、休日も含めて随分練習させてもらいました。また教室には手打ちそば店が併設されており、職人さんのそば打ちも毎日見学しました。すべてにおいてスピーディーで精密機械のような包丁さばきのHさん、しなやかで気品さえ感じるそば打ちのYさん、お二人にもいろいろと教えてもらうことができました。

ひとつ課題をクリアするごとにあらたな課題がふたつ見えてくる、というような日々だったように思います。しかし最終盤に来て、なにか手応えを感じてきました。1ヶ月前と比べて上達したというだけでなく、「まだまだ上達していける」という手応えを感じたものです。1ヶ月で体重が2kgほど落ちましたが、それだけ集中してがんばれる自分に対する信頼感というようなことだったのかもしれません。

徳島への帰途の富士山

東京から徳島への帰途、富士山がくっきりと見えました。