店主の気まぐれで、少し前から二八と十割でそば粉を変えています。

十割のそばは、原料に常陸秋そばのみを使用し、やや粗めに挽いた粉で打っています。

定評ある常陸秋そばの味と粗めの挽き具合から、より”ソバ”を感じていただけると思います。新そばの時期ということもあり、食感的にも十割らしからぬモチット感を感じたりします。

一方、温かいそばで食べていただくことも多い二八は、細かめに挽いて比較的ツルリとした食感に仕上げています。原料も常陸秋そばとキタワセをブレンドし、十割と違いを出しています。

開業前はキタワセには淡泊な味の印象を持っていましたが、<遊山>で使っている摩周産のキタワセは常陸秋そばに負けないほどしっかりしたおいしさを感じます。それでもってスッキリ感もあるので、また十割とはちがったおいしさを感じていただけるのではないかと思います。

今年も残すところわずかとなりました。大晦日の31日はメニューを一部しぼらせていただきますが、おそばについてはいつも通り二八と十割の2種類をご用意します。両方のせいろが食べられる〈そば通セット〉もご提供しますので、一年の締めくくりに食べ比べなどいかがでしょうか(^^)