1月からの期間限定のおそば「きのこそば」に、1月下旬より「天恵菇」というしいたけを使っています。
常連のお客さまがお店に持ってきてくださったのが縁となり、これからも天恵菇を<遊山>のきのこそばに使わせていただけることとなりました。
プレミアムしいたけ、天恵菇は肉厚でサイズが大きいだけでなく、旨みがとても濃く、食感ももちもちとしてとてもおいしいのです。なんでも旨み成分は通常のしいたけの3倍だとか。
これも縁なのでしょう、天恵菇を生み育てている日本茸師の会の工場は<遊山>から車で5分ほどのところにあり、今日は工場を見学させていただき、生みの親の高野さまにお話を伺ってきました。
工場見学に来る子供たちにきのこを採ってもらうと必ず大きいきのこを採り、自分が採って持って帰ったきのこは必ず食べる、ということから、子供たちが喜んで食べてくれるきのこをつくろうと天恵菇の開発に着手したとか。
高野さんによると、旨いきのこは元気な菌種からしか生まれないそうです。生産効率を優先すると、数は採れても菌種はひ弱に育ち、できたきのこは味も弱く、すぐにしなびてしまうのだそうです。品種改良を重ねてたどり着いた優秀な菌種と、その菌種の持つ力を最大限に引き出す栽培技術が天恵菇のうまさを生み出していることに納得しました。
というわけで、きのこそばは2月末までの提供を予定していましたが、せっかく天恵菇というすばらしいしいたけを使わせていただけることになったので、3月いっぱいは提供させていただこうと思っています。
しいたけ(天恵菇)、えのき、しめじ、なめこの4種のきのこと、アクセントの松山あげの旨みが、定評のある<遊山>のつゆにたっぷりと溶け出しています。ぜひ一度ご賞味くださいませ。