これまで、愛媛・香川のおそば屋さんはけっこう回ったんですが、高知県はいの町の時屋さん以外は訪れたことがなかったため、先日の定休日に高知市内のお店2軒に伺ってきました。
そこからさらに西の中土佐町まで足を伸ばして宿泊。翌日も中土佐町周辺をうろうろしてきましたので、写真で紹介します(^^)
泊まったのは中土佐町が第3セクター方式で運営する公共の宿、黒潮本陣です。
すべての部屋が太平洋に面しているのが売りで、露天風呂付きの大浴場では太平洋を眺めながらゆったりとお湯につかることができました。
夕食に出た鰹のたたきは氷でしめないためほんのり温かく、分厚い身は旨みたっぷり。
施設も景観も料理も「公共の宿」らしからぬ充実ぶり。中土佐町、なかなかやりますね。
翌日は四万十川上流域にある沈下橋を見てきました。まずはお隣の四万十町に位置する一斗俵沈下橋。周囲の素晴らしい景観に沈下橋が完全に溶け合ってますね。そして水が美しい!!
あまりに良かったので、さらに上流をさかのぼり、中土佐町に位置する長野沈下橋、久万秋沈下橋まで足を伸ばしました。
徳島にも沈下橋(潜水橋)があるのに、わざわざ高知まで行って沈下橋を観て回るのもへんなものですが、高知では沈下橋を観光資源としてしっかり位置づけています。
樹木や雑草で景観が損なわれないように周囲を手入れし、駐車場も備え、橋のいわれなどをきちんと掲示。観光パンフでも紹介し、大きな標識で案内にも抜かりがありません。
そこから久礼の町に戻り、昼食は久礼大正町市場で。漁師町久礼の昔からの市場だそうです。インスタ映えを意識した外観ですね(^^) 周辺は観光客向けに飲食店や雑貨店などが並んでいます。
市場の魚屋さんに併設されている食堂で鰹のたたき丼をいただきました。
近くの久礼八幡宮。目の前が海という場所にある海の守護神です。
久礼八幡宮の前の海には鰹の供養塔が。その後ろの建物は津波の避難タワーだそうです。上に登っての景観もすばらしいです。
創業230年という酒造店にも行ってみました。一本買って帰ったんですが、まさに辛口ながらしっかりした旨みがあり、鰹のたたきにぴったりのお酒です。
海あり、山あり、河ありとすばらしい自然に恵まれた中土佐町ですが、それを活かして地域をあげて観光に力を入れていることも印象的でした。
徳島の人は「阿波踊り以外に何もない」とよく言いますが、ほんとうはたくさんの観光資源があるのに活かしてないだけかも?などと考えながら帰ってきました。中土佐町、また行ってみたいですね(^^)