建築確認申請も間近に迫り、設計士のFさんからいただいた最新の建築図面を添えて、眉山風致地区内に建物を建てるための許可申請書を提出してきました。

この許可を受けるには建蔽率40%をはじめ、道路や隣地と建物との距離の規制、屋根や外壁の色の制限、建物の高さ制限、敷地面積の10%以上の植栽など、盛りだくさんな条件があります。

風致地区に関する許認可ではもうひとつ、風致地区内で造成工事をするための許可申請がありました。担当は同じ方ですが、この方にはとても助けていただきました。というのは、開発許可申請の最終段階になってはじめて、申請書類に風致地区の申請に対する許可証を添付するよう、開発許可の担当からメールが来たのです。

それまで開発許可と風致地区の造成許可は同時並行で審査と聞いていたので、こうなると先に風致地区の審査をしてもらい、その許可が出るまでは開発許可の申請手続きはストップすることになります。風致地区の審査期間に最低1週間はかかるでしょうから、毎週水曜日のアルバイトの休日にしか動けない私としては、手続きが2~3週間遅れるのではととても焦りました。

とりあえず次の日、アルバイトの昼休みに風致地区担当の方に相談の電話をすると、「その日の午前中に開発許可の担当に進捗具合を問い合わせたら風致地区の許可証が先に必要と聞いたので、手元にある申請書を決済にまわしておいた」とのこと。思わず電話をしながら頭を下げました。2~3日で許可を下ろしてもらい、許可証の写しを開発許可の担当に渡すまでしてくれたので、手続きは一切遅れずに済みました。

この方のお役所らしからぬお仕事ぶりにはほんとうに感謝しています。