遊山では、丸抜き(殻を外したそば)を仕入れて店内の石臼で自家製粉します。原料については茨城県の生産者から常陸秋そばを、北海道の製粉会社から摩周産のキタワセを仕入れる予定です。軌道に乗ってきたら他の産地も開拓していきたいと考えています。

9月に入ると北海道産の新そばが出回り、製粉会社はこの時期に1年分の北海道産そばの買い付けをします。数日前、北海道のT製粉さんに今シーズンの原料確保のお願いをしたところ、今日、16年産のそばの価格表などが届きました。

一方、常陸秋そばの新そばは11月なので、今年10月までに必要な原料は昨年の秋に茨城県の生産者グループに予約をしていました。この間の工事等の遅れでオープン時期がずれ込みそうなことを相談をすると、全体的に原料が不足しているので、私が予約していた分は他の方にまわしていただけることになりました。16年産の常陸秋そばについては、改めて来シーズンの原料確保をお願いすることになります。

自然の産物なので、台風などの影響で収量が大きく落ち込むことがあります。今も台風5号がまっすぐ北海道に向かっているようですが、何ごともなく、おいしいそばがすくすくと育ってくれることを願うばかりです。