<遊山>のそばは現在、茨城県の常陸秋そば、そして北海道摩周地域のキタワセの2種類を使用しています。

2年前に茨城県の森ファームさんのそば畑におじゃましたのに続いて、この7月末に休みをいただき、北海道摩周地域(弟子屈町周辺)のそばの花を見に行ってきました。

羽田経由で釧路空港に着き、まずはJA摩周湖さんをめざし車を約1時間走らせます。道は広く、貸し切り状態と言っていいほど空いていました。

「一面すべてそば畑」の状態を想像していましたが、なにせ北海道は土地が広大で作物も豊富。麦、じゃがいも、ビートなどさまざまな畑に混じってそば畑もあります。お話を伺うと、連作障害を避けるため輪作しているということで、豊富な作物があることがそれぞれの作物の品質を高めることにもつながっているようです。

それでもひとつひとつの畑は広大です。

そば畑は摩周湖に近い川湯温泉や屈斜路湖の周辺に点在。写真の通り、どのそば畑も山裾に広がっている印象でした。この地域のそばはまだ青い状態で早刈りし、そのまま地干しすることで、香りと味を高めています。

上の写真の湖は屈斜路湖。左上に写っているのが泊まった宿です。宿からも何カ所かのそば畑が確認できました。こちらも背中側は山です。

さて、周辺にはいくつかのカルデラ湖があり観光名所になっています。これは摩周湖。夕方行ったにも関わらず、摩周ブルーと言われる深く青い湖水と、鋭く切り立った山肌が印象的でした。

摩周湖北側にある神の子池。透明度あふれるエメラルドグリーンが神秘的です。

屈斜路湖。修学旅行生もたくさん訪れていました。

マリモで有名な阿寒湖です。

広大な釧路湿原。とても写真に収まりきれません。

湿原近くで鹿を発見しました(^^)

 

訪問直前のブラタモリでたまたま釧路湿原・摩周湖を2週連続で取り上げていたので、若干の予備知識をもって観ることができました。釧路湿原にせよ摩周湖周辺にせよ、タモリさんもビックリする自然の力を実際に目の当たりにしましたが、もしかしたら予備知識なしに観た方が感動は大きかったかもしれません^^;

 

さて、今回見てきたそばの花が実を付け、まもなく9月になれば新そばとして<遊山>にもやってきます。上の写真が昨年産の摩周のキタワセ。ご覧のように鮮やかな緑色をしているのが摩周のそばの実の特徴です。

実際に見てきたことで、これまで以上に愛情を持ってそばが打てそうです(^^)