「なぜこんなところそば屋をしようと思ったのか?」とよく聞かれます。「車もあまり通らないへんぴなところにお店を出して大丈夫?」「素人が農地転用までして建物を建てて商売して、いけるん?」と心配していただいているのでしょう ^^;

いろいろと理由はあるのですが、結局は「私たち自身が、こんな自然豊かな場所で気持ちよくそば屋をしたいから」ということになるかと思います。

大阪で生まれ育った私が仕事のために初めて徳島に足を踏み入れたのは、今から32年前の独身時代でした。フェリーのデッキから見た末広有料道路(当時)の奥にそびえる眉山の美しさ、そして吉野川の広大さなどにすっかり魅了されました。豊かな自然が忘れられず、家族で徳島に引っ越して26年になります。

早期退職し、第2の人生としてこの徳島でそば屋をやるうえで、眉山の麓で自然に恵まれた上長谷は願ってもない場所なのです。茶畑が広がる静岡で生まれ育ち、やはりこの徳島の自然に惚れ込んだ妻も同じです。

私たち同様、「こんな自然豊かな場所で気持ちよくおそばを食べたい」と思っていただけるお客さんもなかにはいらっしゃるのではないか、そうでなくても、年に一度ぐらいはそういう気持ちになることもあるのではないか、と楽天的に考えています(笑)

今日は先日提出した融資の申し込みについて、さっそく内定の連絡をいただきました。