(「派遣のこと」の続き)

退職すると収入がなくなるにも関わらず、社会保険料や税金は前年の所得に応じてかかり、当然全額自己負担となるため、その負担額の多さにびっくりしました。こうした退職後の社会保険料などのしくみはけっこうややこしく、パンフレットなどを読んでもわかりずらいこともあります。特に日本年金機構のホームページなどは、わざとわかりにくいように作っているのだろうかと勘ぐりたくなるほどでした。

私の場合、途中で派遣会社の社会保険に加入できたことで、標準報酬月額の低下と半分の会社負担によりその期間の自己負担は約1/4になりました。食品工場でのフルタイム勤務終了後も、健康保険は派遣会社の健保組合の任意継続に加入することで、以前の勤務先の任意継続にそのまま加入していたよりも保険料は約半分で済むなど思わぬメリットもありました。

母の入院の時は、社会保険制度のおかげで大きな手術と入院治療を安心して受けることができましたが、とはいっても収入が減ると負担は特に重いですね。開業後は大きな負担感なく払える状態になれればいいのですが。