上長谷の土地と出会った週末、妻と現地を改めて見たうえでまんまる住宅さんに行き、話を前に進めてほしいと依頼しました。
話はそれますが、まんまる住宅のFさんには以前、一度お会いしたことがありました。
物件探しで伺う1年ほど前、私は勤めていた職場で総務関係の仕事もしていました。借りていた駐車場の地主の同級生というFさんが、地主の依頼で賃料アップの要請に来られたのです。その時、すでに私はそば屋をすることを決めており、名刺を見ると住所が出店候補地の一つ、徳島市八万町でした。「いつかこの方のところにも相談に行こう」と思いながら、依頼の件は丁重にお断りした、というような経緯でした。
最初に伺った日、私が「脱サラしてそば屋を開業するために物件を探している」と話すと、Fさん自身も50代半ばで早期退職し、まったく異分野の不動産の仕事を始めた、とのことで話が弾みました。それ以来、脱サラ開業の後輩にあたる私のためにいろいろと骨を折ってくれ、先輩として時には励まし、時には冷静に考えるように促し、さまざまにアドバイスをいただいています。
Fさん自身、第2の人生を楽しみながら、依頼主に喜んでもらうことを第一に、ひとつひとつの案件を大切に対応されていることから、開業して数年ながら住居から店舗まで幅広くお世話をされています。
1年前にFさんが私の職場に来ることがなかったなら、おそらく物件探しでまんまる住宅さんに伺うこともなく、上長谷での開業もなかったでしょう。ほんとうに運命を感じます。
さて話を戻して、この土地に店舗を建てるには、土地の造成、水道の引き込みなどが必要になります。費用も手間もかかりますが、それ以上にこの場所に魅力を感じ、どうせやるならここでやりたい、との思いでした。しかし翌日、まんまる住宅さんが行政書士のKさんに確認していただいたことで、まだまだややこしい問題があることがわかってきました。(続く)