遊山で使う、60cmの木鉢を置く台が完成しました。
まず、木鉢を受ける部分のカーブを決めるために、家にあった発泡スチロールの板を木鉢の底にあて、カッターナイフで少しづつ削りながら型紙を作りました。
思ったより微妙な作業で、後半は0.1mmぐらいづつ削っていかないと急にブカブカになってしまいます。
材料は2×4の6f(1820mm)材を3本使います。材料費は1000円弱。台を買うと2~3万円はします。
削った発泡スチロールの板から型紙を作り、4本の脚にカーブを墨付けしていきます。
4本の脚は、相欠き継ぎで十文字に組んだ板とホゾ継ぎでつなぎます。
8ヶ所のホゾとホゾ穴をいちいち計って墨付けするもの面倒なので、型紙を作りました。
カーブはジグソーでカット。ホゾとホゾ穴、相欠きを刻み終えたところです。
ホゾを作るために材料を手ノコでカットする時、なぜか左へ左へカーブしていきます。切り方に変なクセがあるのだろうかと遊山建築中の大工さんに聞いてみると、ノコの歯が曲がっているのではないかとのこと。確かに曲がるのはタテ挽きの場合だけです。
ちなみにヨコ挽き用のノコでタテ挽きしたら曲がりません。どうも、タテ挽き用のノコの歯が曲がってしまっているようです。しかし、ヨコ挽き用のノコでタテ挽きしていたのでは一向に作業がはかどりません。仕方なく、タテ挽きのノコでとりあえずカットしてから、ノミで修正する作戦をとりました。
刻んだ材料を木工ボンドを塗ってたたき込み、例によって自転車の荷台ロープで縛ります。どのホゾもボソボソになることなく、しっかり接合してくれて一安心。
ニスを塗り、滑り止めにゴムシートを貼りました。写真ではわかりづらいですが、脚の下にもゴムシートを貼っています。
木鉢を置いてみました。いい感じです。やはり、やってみればできるものですね。
さて、使い勝手はどんな具合でしょうか?