定休日を利用し、播州のお城めぐりをしてきました。
「姫路城で『折廻(おれまわ)り櫓』の内部を特別公開中」という新聞記事がきっかけ。明石城~赤穂城~姫路城を一泊二日でめぐってきました。
明石城
明石城はJR明石駅の真ん前。電車の中から「いつか行きたい」と何度か眺めていたお城です。
本丸には二つの櫓が残っており、白壁で結ばれている姿が美しいですね。
明石公園として整備されていて、想像以上に広くてビックリしました。何せ、野球場2つに陸上競技場2つ、テニスコート、自転車競技場などが余裕を持って設置されています。内部は結構起伏があります。
本丸からの眺めもよく、明石海峡大橋を望むこともできます。天守はつくられなかったということで、天守台だけがあります。
駅前ということもあり、市民の憩いの場にもなっていました。
赤穂城
四十七士の討ち入りで有名な赤穂城。こちらも初めて来ました。
典型的な平城で、そこそこの高さの石垣に囲まれているので、この奥の本丸は一段高くなっているのでは?と思って入ってみると同じ高さでした。
本丸の内側です。このお城も天守は築かれなかったということで、天守台だけが残されています。本丸御殿のあった位置がコンクリートで一段高くなっていたり、庭園が再現されるなど、整備されています。
二の丸も庭園として整備中でした。
結構複雑な縄張りで、寄せ手が石垣にとりつこうとすると、必ずどこかから攻撃を受けるような造りでした。
こちらは三の丸にある大石内蔵助の邸宅跡。映画などで観た討ち入り装束の内蔵助の姿が頭に浮かんできます。
姫路城
20年ぶり、3度目か4度目の登城です。
とにかく美しい。スケールに圧倒されます。
やたらと門をくぐらないと天守にはたどり着けません。そして城内いたるところから天守を望むことができます。
これが今月特別開放されている折廻(おれまわ)り櫓です。
「城主に近い武士や親族が使った待合室の機能もあった」そうで、畳敷きの中に暖房用の炉もありました。
庭園(好古園)も含めて3時間ほどかけて見て回りましたが、隅々まで見ようと思うと一日がかりになりそうです。
3つのお城に共通して、大事に保存され、また市民に親しまれていることが感じられました。「ここを歩いていた武士はどんな思いで生きていたんだろう?」などと、空想にふけるのも楽しいものです。
お城以外にも見てきたものもあるので、それは「番外編」として後日アップします(^^)