いよいよ大テーブル(8人掛け)の制作を始めました。遊山の隣の敷地にある、稲富造園さんのプレハブハウスをお借りして作っています。(家で作ったら運べないので)

今日は脚と幕板の固定までできました。
天板はネットで注文した、ゴムの木の集成材、2600*1000*30のサイズのものです。フリーサイズで制作してもらえるのでたいへん便利です。縁のR面加工もお願いしました。
写真は広角レンズで撮っているため小さく見えますが、めちゃくちゃ大きくて重いです。一人ではとても持ち上げることはできず、裏返すことさえ至難の業です。何重にも梱包されている包装材を取り除くのに30分近くかかりました。
脚はこちらもネットで別のところに注文したホワイドウッドの集成材の角材、90cm角です。指定の長さにカットしてもらいました。幕板は2×4の8f材、6f材をカットしました。

脚と幕板をテーブル脚コーナー金具で固定したところ
脚と幕板を固定する方法はいろいろと調べ上げた末、テーブル脚コーナー金具で固定することにしました。一見難しそうですが、素人にとっては逆にこの方法が一番正確に、しっかりと固定できるのではないかと思えたからです。
制作編
脚を天板に対して直角に立たせるためには、脚と幕板に反りがなく、それぞれの材料の両端が直角、かつ切り口がまっすぐカットされている必要があります。ところがいざやってみると、手ノコでそのようにカットするのはよほどの熟練者でもない限り難しいのではないかと思います。
そこで今回、新兵器を導入しました。まっすぐ、直角に切ることをサポートしてくれるソーガイドなるものです。今回はホームセンターのカットサービスを利用せず、このソーガイドを使ってカットしましたが、ホームセンターよりも切り口がきれいに、かつ正確に切ることができました。
次に、幕板に幅2mm、深さ6mmのミゾをつくる必要があります。トリマーという工具があれば簡単ですが、手ノコではなかなか正確なミゾは作れません。そこでこのソーガイドが活躍してくれました。まず6mmの深さに切れ目を入れ、続いて1mmほどずらしてノコを入れれば、幅2mmほどのきれいなミゾができます。
試しにテーブル脚コーナー金具をセットしてみました。きれいに入りました。
続いて、脚のカドにハンガーボルトというボルトを埋め込みます。まず、脚を45度で固定して加工するための台を、幕板を取った残りの2×4材で作りました。
ソーガイドは45度カットもお手の物。両側から45度にノコを入れます。
作った台の上に脚を45度の角度で置き、ドライバドリルでハンガーボルトを埋めるための下穴を開けます。ここでも新兵器、ドリルガイドキットを使いました。ただし、けっこう遊びがあってガタつくので、前後左右からドリルが垂直になっているかを確認するのが無難です。ボルト径が8mmなので、φ6mmの下穴を開けました。

ハンガーボルトを埋め込んだところ
事前に家具屋さんのテーブルの下に潜ってこのハンガーボルトを見たとき、いったいどうやって埋め込んだのか不思議でした。ハンガーボルトは半分がボルト、半分が木ねじになっていて、左のようにボルト部にナット2個をかみ合わせてレンチなどで締め、木ねじ部を埋め込みます。
4本の脚すべての加工が終わりました。
後は、溝を掘った幕板とハンガーボルトを埋め込んだ脚を並べて置き、
テーブル脚コーナー金具を幕板に木ねじで固定し、脚に埋め込んだハンガーボルトを蝶ねじで締め付けていきます。
家具屋さんでこれを見たとき、とても素人が真似できるものではないと思いましたが、ネットで調べると方法を見つけることができ、材料も取り寄せられます。やってみるとそれほど難しいものではありません。ミゾを掘る方法と脚の角に垂直にハンガーボルトを埋め込む方法さえ考えれば、とても簡単にテーブルを作ることができる方法だと思います。やっぱり、やってみればたいていのことはできますね。
今日の作業はここまで。明日は天板、土台、それぞれをニス塗りする予定です。