パソコンいじりは20数年来の趣味( 私の趣味遍歴⑤ パソコン )ですが、この数年は構成をいじっていませんでした。以前ほどの大きな性能向上がなくなってきたからですが、先日、6年ぶりにいろいろといじりました。
CPU
intel の第2世代 Core プロセッサ Core i5 2400 から第8世代 の Core i5 8600 に変更。私にとっては16代目のCPUです。
ずっとコア(演算ユニット)が4つだったCore i5 シリーズが、第8世代にして初めて6コアと一気に強力になりました。ライバルのAMDの強力な新製品に対抗するため、intelが重い腰をあげた感じです。
通常クロックは3.1GHzとi5 2400 同様ながら、忙しいときは4.3GHzまで頑張ってくれる働き者です。
マザーボード
第8世代 Core CPU に対応するZ370チップセット搭載のASRock Z370 Pro4。初めて使うASRock製品、13代目のマザーボードになります。
メモリ
従来のDDR3-1333からZ370チップセットに対応するDDR4-2666に変更。早さは倍です。容量は必要十分な8GB(4GB×2枚)で変更なしです。
SSD
CRUCIAL のMX500 の250GB製品を導入。初めてのSSDです。これまでハードディスクを2台(東芝製と日立製各1TB)載せていましたが、250GBのSSDにシステム関連のファイル、1TBの東芝製HDDにデータ関連のファイルを格納することにしました。
その他はCPUクーラーにサイズのIZUNA、さらにカードリーダーやUSBポートなどを装備したフロント用パネルを準備しました。
マザーボードにCPUとCPUクーラーを載っけたところ。クーラーは思いの外デカかったです。
組み込み終わったところ。ケーブルがごちゃごちゃです。
無事にBISO画面が表示されホッと一息。やたらと細かい設定ができるBIOSですが、もうオーバークロックして遊ぶ歳でもないので、ほとんどいじらずに使います。
Windows 10 のインストール
Windows 10 は Windows 7 からオンラインで無償アップグレードしたものなので、あらかじめメディア作成ツールをダウンロードしてインストールメディア(DVDなど)を作っておきます。私の場合は以前にWindows 10 のクリーンインストールをした際に作っていました。
今回はマザーボードなどシステム構成が変わっているので、そのままWindows 10 をインストールしても別のパソコンだと判断されてライセンス認証してくれません。それを避けるためには、あらかじめMicrosoft アカウントでサインインし、デジタルライセンスによってライセンス認証しておく必要があります。
Windows 10 のインストール後、ライセンス認証のトラブルシューティングツールで「このデバイス上のハードウェアを最近変更しました」を選び、Microsoft アカウントでサインインし、リンクしているデバイス一覧から該当のPCを選びライセンス認証すればOKです。
One Driveの導入
入れ替えに合わせて、Microsoft の Office 365 Bussiness の契約をしました。年間1万円ほどで、最大5台のPCと5台のスマホに最新の Office製品 がインストールでき、OneDrive for Bussiness というオンラインストレージを1TBまで利用できます。これによりわが家の2台のPCとスマホのどこからでもファイルを編集することが可能になりました。
また、すべてのデータファイルをOneDriveにあげておけば、もしSSDやハードディスクが壊れても、ファイルはオンライン上にもあるので安全に復旧できます。2台のPCが常にファイルを同期しているので、もう片方のPCにも最新のファイルが保存されています。
データが250GBほどあったため、OneDriveにあげるのにかなり時間がかかり、さらに利用しているピカラ光ネットの通信量制限に引っかかるなどトラブルもありましたが、現在は快適に活用できています。
ちなみにoffice 365 Bussinessは法人向けとなっていますが、個人事業主でもOKです。個人向けのoffice 365 soloよりもofficeをインストールできる台数が多いのでこちらにしました。
2台のPCを入れ替え
メインマシンから外したパーツは、主に女将が使っているサブマシンに載せました。サブマシンはCPUがCore i3 から Core i5 に、メモリが4GBから8GBにグレードアップ。Windows 10 をクリーンインストールし、OneDriveも導入しました。
サブマシンから外した2世代前のパーツたちはヤフオクでそこそこの金額で売却できました。
感想は
なんといってもSSDの威力でしょう。電源を入れるとあっという間に起動するようになり、ストレスなく使えるようになりました。動作も快適です。
なにやらおかしな挙動をすることが多かったサブマシンの方も、Windows 10 のクリーンインストールの効果もありすっきりし、動作も速くなりました。
差し引き5万円少々の投資の効果は十二分にあったと思います。よほどの技術革新がない限り、少なくとも5年以上は組み換えをする必要もないでしょう(^^)